安達太良山 2009年10月11日 日曜日 晴れ一時雨(強風)

昨日とはうって変わっていい天気。でもすでに登山口(8:26)には長蛇の列。ハイシーズンだ、出遅れたかも^^;

係員がマイクで説明している。『強風の為通常の半分のスピードで運行しております。1時間から1時間半かかります。歩いた方が早いですよ』

見上げる。あんなとこまで1時間で歩く自信はない。リフト乗場の列に並んだが、途中で前の見知らぬ人に場所取りをお願いし、券売場の列に並びなおす。一人はつらいね。窓口では、『登山されますか?』『はい』『強風の為、この後運休になるかもしれません。その場合は歩いて降りていただくことになります』ひょぇー、もともと歩いて下りる計画だったが、天候不順だったら、ゴンドラでエスケープしてしまおうという計画はあっさり崩れる。それにしてもパンプレットの紅葉は燃えるように赤い。でも目の前には緑しかない。テンションあがらんなぁー。

無事もとの乗場の列に復帰する。ありがとうございました。『一人千円やな』気さくな方である。大阪だったら、『百万円』って言われていただろう。

リフトを降りると、なんと雨。さっきの青空はどこに行ったんだ。紅葉はともかく本当の空を見れないんじゃ、来た意味ないじゃん。ますますテンションダウン。とにかく河童を着て、人の流れに乗る(9:28)。

木道部分も多いが、人が多すぎて写真を撮る為に立ち止まれない。ま、雨だからいい写真にはならないが・・・。とにかく流れにあわせて登っていく。離合困難な場所も多く、譲り合いながら登る。マイペースで歩けないんで、歩かされている感じだ。

いつの間にか仙女平分岐(10:05)に到着。少し開けた場所で休憩できる。この先、道は一段と悪くなる感じだ。

後ろで、わっという声が聞こえたので振り返ってみると、遠くの空に晴れ間が見える。今撮っとかないと帰りは見れないかもしれないと思い、何度も振り返り撮影。

しっかし人ばっか。大渋滞。

もう少しで山頂というところにくろがね小屋への分岐(10:55)がある。すごいガスだ。何も見えない。

山頂(10:58)に到着。とっても広い場所だが、飛ばされそうだ。

次はおっぱい。小さな鎖場で渋滞が起きている。待つ。ここまできたのだから待つ。

待っている間に見下ろすとこんな感じ。

三角点(11:13)に到着。横からの珍しいアングル。別に狙ったわけではなく、強風で立っているのが危険なのだ。

無事くろがね小屋分岐(11:37)まで降りてきた。しばし考える。当初の計画ではここを曲がる。でもこの天候ではピストンの方が安全なのでは?見ると多くの人がくろがね小屋に向かって歩いている。あの人の多さから判断するに危険な道ではないのだろう。くろがね小屋に行くことにする。相変わらずの強風だ。寒くはないが、耳が痛い。このままだとしもやけになりそうだ。やばいなぁ。

なんか天気はいい。頂上から離れるとうそのように天気がよくなってくる。牛の背の方に歩いている人も多い。風が強いのによく行くねと思う。

とりあえず天気は完全に快晴。よかったがや。

峰の辻(12:01)に到着。とっても広い場所。風もだいぶまし。ここで休憩。360展望あり。ちなみに蜂の辻と読み間違えました。寒かったことにしておこう。

天気回復、景色のよいね、やっと休憩、すべてがうれしくて写真を取り捲る。ピストンせんでよかったぁ。

みんなで眺めるおっぱい。せっかく晴れたけど逆光なんだなぁ。

くろがね小屋はあっち(12:15)。わかりよいよね。くろがね小屋ルートの方が人が多いが、トイレがあるのでいいと思う。

みんなが立ち止まった撮影スポット。ちょうど雲で覆われたタイミングだったので、辛抱して雲の隙間から光が差すのを待って撮った写真がこれ。待ったかいがありました。

更に下ると再び撮影スポット。この大岩はこの後何度も見える。

その大岩が展望できる大広場(12:40)。相変わらずの強風の為、休憩せずに通過する。

ぐんぐん下った先は、くろがね小屋。日帰入浴可能だ。雑誌では紅葉に囲まれたんだが。。。トイレをお借りする(13:07)。

この先はなだらかな幅広の道。なんたって小屋のジムニーが通れるんだから。正直よくこんな道とおれるねと思う。

歩きながら時々振り返る。さっきの大岩が見守っていてくれる。

道標(13:19)とバックがうまく溶け合っていい感じ。

何度見てもベストショット。すばらしい。まるで紅葉の上を歩いて向こうの岩まで行けそうな気分。

水場(13:29)。

道標(13:39)。いっぱい書いてあるが、くろがね小屋を通らずに降りてくる道と出会う場所である。ショートカットの方が600m短いらしい。下山口まで後2.6km。道沿いにそのまま下ればよい。

勢至平(13:51)

八の字(14:00)。ここで立ち止まる人が多い。今歩いている馬車道は大きく左に曲がり、直進の山道と分岐する。この後何度も交差を繰り返す。どちらでも下山可能。馬車道も飽きたので、旧道を選択する。

道はとたんに悪路。途中分岐?という場所がある。道標もなく、悩むが展望ポイントとの分岐だ。分岐といっても数歩の距離で、安達太良エクスプレス降り場が見える(写真の左側のピーク辺り)。

同じ場所で視線を右に移せば、乳首。今日一日が思い出される。

馬車道(14:20)に出会う。この馬車道を行くとすぐまた旧道の入口がある。ここからはなだらかな馬車道を歩く。何度も旧道への分岐がある。あたかも旧道はショートカットのようだ。

あまりにもだらだら下るの途中でいやになり、烏川橋手前で旧道に入る。

あっという間に下り終え、烏川橋(14:40)に到着。

橋を渡り終えると、あだたら渓谷自然遊歩道の入口がある。道沿いに行けば、まっすぐゴンドラ乗場だが、これを見ずに行くのはもったいない。寄り道をする。

小さな滝がいくつもある。さすがに紅葉にはまだ早かった。写真は平滑の滝(14:58)。

最後は登り。登りきると登山道へ合流する(15:13)。後は駐車場まで歩くだけだ。いい山でした。

PS.11月3日。初雪。ゲレンデ一面真っ白になりました。

注意)上記の時刻はすべてデジカメのものです。GPSとは一致しておりません。

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