大岳(八甲田山) 2008年10月18日 日曜日 晴れ

予定が狂ってしまった。本当は今週泊まりで石鎚に行くつもりだったが、紅葉ピークとのことで先週に日帰りした。よって今週はなーんも考えていなかったのだが、ふと思いついて八甲田山に決めた。口コミを見ると10日前にピークを迎えているようで、紅葉は期待薄だ。フェリーにするか、飛行機にするか、はたまた新幹線という手もあるな。ネットでさっさと調べて当日予約。便利な時代になったもんだ。

八甲田山への車道は、白神を想像させるような見事な紅葉まっさかり。こりゃだめだわ、上は完全に終わってるわ。そう思いながら車を走らせていると、狭い道を通ることも無く、広い駐車場だ。温泉前でなく、温泉上の駐車場に停める。がらがらだ。車中泊禁止の看板(8:30)が出ていた

道路を横断すると、道標(8:31)があるので、右に行く。

4つのコースが紹介されている(8:33)(クリックで拡大します)。

2つめ鳥居(8:34)が登山口だ。八甲田大岳4.0kmという朽ちかけた道標がある。それより大きくて新しい『青森県八甲田−山口県秋吉台五千キロ踏破 日本山脈縦走起点』という碑が目に飛び込んでくる。そんな長い縦走路があるとはしらなんだ。それにしても五千キロって・・・。東京大阪間は500キロだから、私には想像できない距離だ。

3.9km(8:38)、3.8km(8:40)の道標。えらく細かいね。

3.6km(8:46)

地面に生えている、頭上注意の案内(9:01)。上り坂だと下ばかり見て歩いているから、助かる。よく分かっているね。たいていは頭上に頭上注意って書いてあるんだけどね、これはいいアイデア。

3.0km(9:03)。だんだん間隔があいてきましたね。

2.0km(9:30)

樹林を抜けました。

1.9km(9:35)。地獄湯の沢。硫黄のにおいがぷんぷんします。ぷくぷくと湧いていました。このあたり大休憩ポイントです。

1.6km(9:51)。ここで沢とも御別れです。

木道になります。木道歩きは勾配も無く、楽チンです。見えるのは小岳ですね。行きません

仙人岱ヒュッテへの分岐(10:07)。ここにも行きません

仙人岱。枯れかかった水場(10:08)があります。ベンチに座り地元の方と御話できました。見知らぬ人との会話、山ならではの楽しみですよね。

ここから小岳にいけます(10:13)。目指すは大岳です。

笹の生い茂る細いのぼりに変わります。しんどいです。途中硫黄岳に展望が開けます。写真では分からないかも知れませんが、右半分にだけ木がある特徴的な山です。自然破壊ではなく、左側のほうが残雪が多いからだそうです。そうとうに厳しい自然なんですね。

笹原を抜けても登りは続きます。火山特有の道です。

鏡沼(10:51)です。沼というより池ですが・・・。

山頂はもうすぐだ。がんばろう


山頂(11:02)。広いのでみんな思い思いの場所で休憩。360度パノラマだよ。関西とはまったく違うアクセントの会話が飛び交う。遠くへ来たんだなと実感。方言っていいね

下山開始。周回コースなので同じ道には戻らない

坂を下りきると、大岳避難小屋(11:42)。トイレもある。開けた場所で、多数のベンチもある。山頂で休憩したばかりだが、休憩ポイントだ。井戸岳の経由で大回り周回もできるが、のぼりなのでパス。直接酸ヶ湯へ向かう。4.6kmだ。

しばらく笹の細い道だ。途中ロープウェイへの分岐(12:19)がある。井戸岳経由だとここで合流することになる。

上毛無岱。ここからしばらく木道歩きになる。ベンチに腰掛けゆっくり休憩。右端が今登ってきた大岳、真ん中がパスした井戸岳、左端が赤倉岳である。

階段現る。結構急だ。ここを下ると下毛無岱。

眼下右側に、池郡を発見。ここが八甲田山の紅葉でいつも写真に出てくる場所なんだろう。紅葉はすぎていたが、いい感じだ。でも枝がじゃま。いい撮影ポイントを探しているうちに下毛無岱に着いてしまった。しまった!池は上から見えるが、横からは見えない。紅葉の季節なら登り返してでも写真を撮りに行ったと思うが、今日はパス。おかげで池の入った下毛無岱を撮り損ねた。残念!

下毛無岱は上毛無岱より休憩している人が少ない。それにしても上毛無岱から下毛無岱に行く間の階段がベスト撮影ポイントとは覚えておいて損は無いよ。

毛無岱とも御別れ。ここからはどこにでもある普通の山道。

酸ヶ湯1.4km、酸ヶ湯0.9km(13:13)。ここは城ヶ倉との分岐でもある。直進

あと0.5km(13:33)。温泉がまっとるで

酸ヶ湯は目の前。このあたりはよく紅葉している。


無事下山口(13:46)に到着。振り返るとそこは紅葉

温泉の前は、辰五郎清水(13:49)。自然湧水とのこと。水量が多い。飲んでみる、おいしいー。
それから目の前の温泉に入る。酸ヶ湯温泉は、千人風呂と言われる混浴。白濁した御湯だ。右側が女性、左側が男性ということになっている。パンフレットの写真では、均等に人が入っているが、実際は、湯船の左端にへばりつくように男性が入っている。真ん中はがらあき。女性はほとんどいない。でもいい湯でした。

後は、暗くなるまで、駆け足で十和田湖、奥入瀬を見て回る。特に奥入瀬には感激。今度じっくり見たいと思う。白神とセットでまたこようと思う。初めての青森、いいとこだがや
PS.帰りの飛行機がエンジントラブルで欠航。違う空港から帰ってきました。これが一番つかれたぁ^^。

注意)上記の時刻はすべてデジカメのものです。GPSとは一致しておりません。

トップへ 記事本文に戻る(地図があります)