大台ケ原 2006年5月5日 金曜日 晴れ

国道を離れ、のぼりに入る。舗装はされているが道は細いところがある。この時間はバスとすれ違うことがないので楽だ。大台ケ原は全般に道が広く、大型観光バスがあがってくるので注意。暗いトンネルを抜けすぐ左折。ここからは最後まで2車線である。途中壊れているのかと思うぐらい長い交互通行の信号がある。気長に待つこと。

トンネルを抜けてからは、右手に雲海が見え出す(5:47)。なかなか神秘的だ。車を停めて写真を撮る人の姿も見かける。登山道からは雲海が見えないので先を急がずゆっくり楽しもう。

ドライブウェイ終点の駐車場は、気温9度(6:16)。太陽が出ていたので暖かく感じた。すでに半分以上埋まっている。ここは朝がはやい山だ。トイレは奥がきれいだ。ただし24時間空いているわけではない。駐車場入り口右側のトイレはいつでも利用できる。チップ制なのでどうせならきれいなほうがいいよね。駐車場左奥がメインの登山口だ(6:25)。ビジターセンターという建物のすぐ前である。

歩き出して1分。道は2手に分かれる(6:26)。山頂は左側である。

さらに2分後、左に折れる場所がある(6:28)。直進する。ここから先しばらく道なりだ。分岐はない。GPSのトレース機能をONにしていないことに気付きあわててONにする。電波状況はよい。携帯はだめだが。

上りきると視界が開け、休憩スペースが現れる(6:52)。ご来光待ちスポットにもなっている。ご来光目当てなら、その時間はむちゃくちゃ寒いので気をつけてくださいね。運が良ければ、ここからと山頂からは豆粒のような富士山が見える。大台ケ原は富士山が見える最西端です。
見知らぬ人が「鹿がいましたね」と声をかけてきた。「ええ」と生返事を返す。今日は見ていないが、いたるところにいる。何度も出会っている。

展望台を背に右に登る。山頂だ(6:59)。山頂の看板はなく、三角点と展望台がある。1日に1000mm降ったと言う看板がある。信じられない。それって普通1年ぶんじゃん・・・。見晴らしは360度。とてもよい。
「富士山見えないですね」と隣の人に声をかける。「かすんでるからね。昨日のK灘はもっとひどかった」「昨日はだめでしたね。特に午前中」この人も休みのたびに山にいるのだろうか。そう思いながら会話をした。
三角点を入れて写真を撮ってくれという人がいたので「いいですよ」と気軽に応じたが、使い方が分からなかった。ビデオとカメラが一体になっているのはどれがシャッターか分かりませんわ。

来た道を戻る。この辺りは自然保護のため木道が続く。景色は枯れ木ばっかりだ。伊勢湾台風の影響なので、いつきてもおんなじである。木道にはベンチが多く、意味もなく休んで自然を堪能してしまった。

木道を過ぎてそのまま歩くと、正木ヶ原だ(7:47)。

駐車場へ戻る分岐に出る(7:57)。朝の最初の分岐を右に行けばここに出てくる。ここにもベンチがある。この先はない。

直進を続けると牛石ヶ原にでる(8:11)。どこかで見たような像がある。さらに直進すると、左に折れる道があるので曲がる。右手に対面の岩肌が見える。霧が濃い日は天空の城の様に浮かんで見えるが、今日はいい天気で普通の見え方でした。

突き当りが、大台ケ原のクライマックス、大蛇ーである(8:24)。絶壁までの傾いた岩の上を手すりもなく歩いていく。スリルが楽しめる。引き返す人はほとんどいないが、風の強い日、雨で濡れている場合は、近づかないこと。危険です。

道を折り返し、元の道に戻り、直進を続ける。ここから下りだ(8:37)。谷への下りなので、駐車場へは登りがまっている。石楠花で一杯の道である。

シオカラ谷につく(9:08)。変なところから川に降りようとしている家族がいたので、「こっちの方が楽ですよ」と声をかけておく。道はつり橋へとつながっており川には下りないが、降りることは可能。

谷を過ぎてすぐが、一番きついのぼりだ。途中で休憩する。後から来た人も、私を見つけて道の真ん中で休憩をしだした。「夏はもっとみどりが多いんですか」とか「ここは初めてなんですよ」とかいう世間話をする。人が降りてきたので、休憩を終え、歩き出す。上りきったら、平坦な道になる。しかしまたすぐ長いのぼりとなる。もう駐車場が近いので、家族ずれが多く降りてくる。「無理。引き返そう」よくそういう会話が聞かれる。「こっち歩いたほうが楽やで」と道以外をさす人もいる。道以外歩くなよ。雨で道が歩きにくくなり、道以外を歩くから自然破壊が進む。そのために木道があるんだよ。

上りきると分岐だ(9:35)。ここからは駐車場まで平坦な道。だからラフな足元で来るんだね。駐車場につく。軽食を取るがまだまだ時間がある。苔道を歩いてみることにする。すでに着替えているので足元はサンダルである。先の登山口へ行く。ビジターセンターがある。ここには屋久島より雨が多いという説明がある。

せっかく朝と同じ道を歩いたのにまたしてもGPSをOFFにしたままだということに気付く。情けないね。この道は分岐から先はずっとコンクリートである。メモリがなくなったので写真は1枚だけで終わり。もうリュックを背負っていないので予備がない。記録写真が取れずちょっぴしがっかりです。

駐車場を後にしたら、バスと履行。ハイシーズンでないためか、なんなくクリア。大台来るには登山技術はいらぬ、とぎすまされた車両感覚とバック技術があればいい。というか、ない人が紛れ込むと悲惨なことになります。両側車で100mもバックすんの大変だよ。バスは前進するだけで大変だけどね。
川に面した露天風呂に行く。とってもいい場所です。途中の林道は景色ばつぐん。でも履行不可能なところが多い道なんだよね。台で1000円札を出したら、「100円あるか」と聞かれた。ないというと「ロッカー使うのに必要だから。後でお金は戻るから」そういって100円玉でおつりをくれました。今日はいろんな人としゃべったね。
ありがとう。

PS.大台ケ原が私の最多登山です。

注意)上記の時刻はすべてデジカメのものです。GPSとは一致しておりません。

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