比叡山 2006年4月22日 土曜日 曇り

今回の第一関門は、駐車場。駅に行けば、駅駐車場があるだろうと勝手に判断。家をでる。坂本まで行くのに高速や湖西道路(現在は無料)を使うような場所には住んでおらず、のろのろ161号を走る。駅へ行く道は看板があり、簡単に分かったが、実際に駅そばに行くと、駐車場は直進という案内がある。てなわけで直進してみる。すると駐車場(滋賀県)の矢印がある。曲がってみるがよくわからない。あのあたり観光用の駐車場が多く、どれが滋賀県の駐車場なのだろう。ひょっとするとこのあたり一体駐車場ですよという看板だったのかもしれない。けっきょく参拝もするからとうことで日吉大社におかせてもらう。まずは拝殿へ行こうとするが、拝殿が分からない(8:41)。しかたがないので引き返し、料金所をでる。

桜がきれいに咲いていたのでしばし観照する。以前観光で坂本にきたことがあるが、京阪坂本〜日吉大社間は小川も流れており、何回来ても気持ちがいいところだ。それにしても学生が多い。石段を登ろうとGPSを確認すると、電池あやうしのサイン。電池交換する。衛星を見つけなおすまで時間がかかるので、無視して歩き出す。石段を登っていくと隣が比叡山高校であると判明。なっとくである。石段を登りきると道路に駐車スペースが山ほどある。こんなのありかよ、車取ってこようかなと思うが、時間のロスはしたくないと思い、そのまま登る。長そうな石段にぶつかる。左官と思われる人が多数いる。これは寺か神社の階段かもしれないと思い、左側の道を行く。

道は広いが、真ん中がくぼんでいる。雨で流されたのであろうか。先ほどの石段と思われるものにぶつかる。なあんだである。ここで一人の人に追い抜かれる。比叡山までの道で会ったのはこの一人だけでした。いきなり看板を発見(9:20)。花摘堂跡?どっちへ行くのか考え中。地図にのっているような道でもないし。。。比叡山の方に行けば間違いないだろうと比叡山東塔の方面に進む。

しばらく行くとまた花摘堂跡の看板が出てきた(9:25)。寄り道で、どっちへいってもよかったのかも知れない。十七丁の石碑が寝ているのをすぎる(9:46)と、再び分岐。坂本方面に行くわけはないので、比叡山東塔の方面を選ぶ(9:52)。正直言って、比叡山に行くつもりはしていたが、東塔だかどうかは事前調査しておりませんでした。

道を歩いていると、料金所もなく、比叡山延暦寺の境内に入ってしまう。以前比叡山にも観光で来た事がある。根本中堂にはちょっぴり感動したので、今回は登山だがよってみることにする。和尚さんが「よかったら説明しましょうか」といって説明をしてくださいました。不滅の法灯、そんな初歩的なところからお勉強できて、ラッキーです。でも長かったので途中で退散しました(10:14)。大講堂外はパスです。登山靴は脱ぐのがめんどくさいですからね。

延暦寺から山頂まで道案内があるわけでなく、行き方不明。それでまずは山上のガーデンミュージアム比叡を目指すことにする(10:34)。この先は東海自然道だ。看板を見てはじめて知る。はっきりいってまったくの準備不足。点はすべて来た事があるので、何も調べず線で結んでみましょうといのはちょっぴり反省。料金所を会釈で通り過ぎ、道路を横切る分岐に出会う。ガーデンミュージアム比叡というのがない!地図を読むと橋は渡らず直進である。ケーブル山頂比叡駅と書かれた方角に進む(10:42)。東海自然道だけあって人通りは多い。

ガーデンミュージアム比叡への分岐看板につく(11:01)。看板の反対側は見通しもよく、ベンチも2組ある。食事にぴったりだと思う。ここで東海自然道と一旦離れるが、それでも道は明るく、歩いていて楽しい。ガーデンミュージアム比叡の横に出る(11:10)。大駐車場に回り、琵琶湖を眺める(11:17)。土曜日だというのに駐車場がらがら。なかに入って食事でも思うが、それほどおなかがすいていなかったのでパスする。GWの頃には園内は花で咲き乱れ、500円の入園料も惜しくない感じになっていると思う。

地図上ではすぐ近くが山頂である。しかしここまで来ても案内がない。そもそも比叡山登山口というものが存在しない。地図を見てそれらしき方向に進んでみる。車止めのされた舗装道路である。右に獣道が一つある。ペットを埋めたのであろうハムの墓とアイスクリームの冷蔵庫のごみがあった。そこを通り過ぎると道は下りに入ってしまう。それで少し戻りその獣道に入ってみる。コンクリート建物が見える場所にテーピングがあり、登ると三角点である(11:32)。見通しはまったく効かない。山頂がこれでは、登山口がないのが分かる気がする。

コンクリートの道は面白くないと思いつつ、東に向かって歩く。道をふさぐようにコンクリートの建物が建っている。あちゃ、行き止まり?そう思いながら左に回ってみると、山道につながっていた。ラッキー。ここから土道である。登ってくる人多数。一様に疲れている。子供さんもいた。看板はないが延暦寺へいく分岐がある。これをたどれば、延暦寺からの道が分かるなと思うが、体力を温存し、やめておく。分岐を過ぎると下りはいっそう急になる。くだりでよかったと思う。この坂を上るのはいやだ。おりきると比叡山ドライブウェイだ。これを横切ることになるが、わたったところに道らしきものが見えない。とりあえずわたってみて鳥居をくぐる。道があった。延暦寺境内なので、迷ってSOSということはないだろうが、寺院が入り組んでいて道が分かりにくい。

鉄製の階段を下りていくと、比叡山の駅に出る。琵琶湖を眺める(12:07)。トイレ、自販機もあり、ここは日常の世界だ。駅のベンチで休憩していると駅員さんが改札を始めますよとわざわざ声をかけてくださった。乗らないのでちょっぴり気恥ずかしい。ケーブルカーは30分に一本。結構多いと思う。足の調子が悪いのでよくもむ。

駅を後にする。ここから再び東海自然歩道。非常に整備された道である。足の調子が悪く(普段から右足がしびれているのです・・・)、石段に座って自分で足をもみながら下山する。ここでも多くの人に出会う。分岐に出会う(12:32)。どちらに行くのか分からない。東海自然道の方にしばらく歩いてみることにする。これ以上下ったら登るのはいやだという地点まで歩いてみる(12:40)。GPSのトラッキングデータを見ると、予定コースより思いっきり外れている。素直に引き返す。

予定のコースに戻ると琵琶湖が見えた(12:45)。桜と青空と琵琶湖が同時に写るせるようないい腕、カメラはないがいい風景だ。寺の石段を降りていくと、変わった形の寺を見つける(12:52)。ここを境に道は山道へと変わる。これ以降車道まで人に会うことはなかった。

紀貫之の墓の分岐にたどり着く(13:25)。つつじがきれいだった(13:26)。山道は快適であったが、里が近くなると、石段に変わった。石段というより石段跡と言ったほうがいいかもしれない。昔はここにも寺があったことがしのばれる。ただ歩きにくい。

ひたすら歩くと車道にぶつかる。ここから少しだけ車道を歩かなければならない。歩道のない区間は少しだけだが、交通量が多い道なので不愉快だ。地図では車道に出る直前にPのマークがある。琵琶湖病院の駐車場である。日光東照宮のモデルとも言われる日吉東照宮がある。行こうかとも思ったが、山門前の石段を見て、行く気をなくした。今年初めての山行で、ひざが笑い出している。春は体力が落ちている。なさけないね・・・。ケーブルカー乗り場の前にPがある。大型車専用と看板があるかが、大型車は一台も止まっていない。乗用車が多数止まっていた。有効に活用して欲しいと思う。朝一に見つけた道路の駐車スペース。そこにいたると思われる道路の入り口には林道なので一般車は通行禁止との看板がある。残念である。

最初の石段につく(14:23)。お金を払い、再び日吉大社境内に入る(14:28)。やはり礼儀だろうと思い、拝殿に向かう。朝は分からなかったが、昼には人が増え、流れについていったら、拝殿につけた。
きょうはここまで。ありがとうございました。

注意)上記の時刻はすべてデジカメのものです。GPSとは一致しておりません。なおGPSトラッキングデータは明王堂付近の道間違いデータを削除してあります。

トップへ 記事本文に戻る(地図があります)